はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜

6話 あの言葉の真相

翔也と再会してから三ヶ月。季節は梅雨が明けるか明けないか。これから本格的な夏到来といった頃。静かな店内にはゆったりとフレンチジャズが流れていた。

「今更なんだけどね。今日は、ずっと気になっていた事を聞きに来たんだ」

千雪は肩をすぼめて遠慮がちに答えた。自ずと声も小さくなる。

「へぇ、なんだろう?」

翔也は笑いながら千雪のお団子を人差し指でつんつんと突ついた。千雪は咄嗟に自分の頭を両手で庇う。

「もう!茶化さないでよ。私は悩みに悩んで聞きに来たんだからね」

「ごめんごめん。茶化したつもりはないんだけど、つい触りたくなるんだよね。ちぃの可愛いお団子。……それで、僕に何を聞きたいの?」

千雪はきゅっと唇を真一文字に結んだ。
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