はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
8話 憂鬱と気晴らし
次の日も、また次の日も。沼田のパソコンには、梨乃を装った差出人からのメールが届いた。さすがの沼田も、担当者である哲平を呼び出す事にした。
「八奈見くん、お呼び立てして申し訳ない。笹野所長と話す前に、君に確認したいことがあってね。警察に届け出る所まで、話が進んでいるんだよ」
「はい。瀬戸さんに関するメールの件ですよね」
オープンな打合せスペースではなく会議室に通された哲平は、同席している千雪と梨乃を交互に見てから沼田を見た。千雪からこの事を聞いていた哲平は冷静だ。
「連日、私の所に不審なメールが届くんですよ。この事で八奈見くんの見解を伺おうと思ってね。詳しいことは……瀬戸から聞いていると思いますが」
沼田の表情は意味深だ。この件を怒っているような、嘆いているような、呆れているような、そんな顔だ。しかしほんの一瞬、ちらっと見せた最後の表情は違う。君たち恋人同士だもんね、というピンク色の視線が含まれていた。
「八奈見くん、お呼び立てして申し訳ない。笹野所長と話す前に、君に確認したいことがあってね。警察に届け出る所まで、話が進んでいるんだよ」
「はい。瀬戸さんに関するメールの件ですよね」
オープンな打合せスペースではなく会議室に通された哲平は、同席している千雪と梨乃を交互に見てから沼田を見た。千雪からこの事を聞いていた哲平は冷静だ。
「連日、私の所に不審なメールが届くんですよ。この事で八奈見くんの見解を伺おうと思ってね。詳しいことは……瀬戸から聞いていると思いますが」
沼田の表情は意味深だ。この件を怒っているような、嘆いているような、呆れているような、そんな顔だ。しかしほんの一瞬、ちらっと見せた最後の表情は違う。君たち恋人同士だもんね、というピンク色の視線が含まれていた。