はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
それを感じ取った哲平は僅かに眉を動かした。感じたものの哲平は敢えて冷静な口調で押し通す。

「申し訳ありません。十中八九、我が社の上原清香の仕業だと推測できます。個人的な事情で、上原が暴走した可能性があります」

「個人的ねぇ。本人への確認は取れていますか?」

「いえ……。知らない、やってない、の一点張りで。でも、上原が私の名刺帳を見ていたと同僚が教えてくれたので。きっと沼田さんのアドレスを調べていたんだと思います。証拠が無いので何とも言えませんが」

哲平は軽く息を吐くと言葉を続けた。

「上原は、以前も瀬戸さんへ不適切な電話をした事がありました。遅くなりましたが、その件についてもお詫びします。大変申し訳ありませんでした。個人的な用件で他社へ連絡しないよう厳重注意したのですが。それなのに、また……。浅田さんまで巻き込んでしまって。対処が遅れて本当に申し訳ありません」

哲平は机に額がくっつく程、深く頭を下げた。
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