はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
「あ、何もしなくていいので安心してください。費用もかかりません。向こうの怒りもマックスなので、準備が整い次第すぐに動いてくれるそうです。きっちりケリつけるって張り切っていました」

そう言って梨乃は悪魔の微笑みを浮かべた。当然、梨乃の怒りもマックスなのだ。

「浅田ちゃん、ありがとう」

「いえいえ、これは自分のためですから。それが皆んなのためにもなるのなら、やらない手はありません。課長、いいですよね?」

「ああ、頼む。八奈見くんも、いいね?笹野所長と我社の上へは、私から報告しておくから」

何もしなくていいと聞いてほっとしたのか、沼田は二つ返事で了承した。

「はい。是非。浅田さん、ありがとうございます。こちらも上原の行動を注視します。よろしくお願いします」

哲平も安堵の表情で梨乃にお礼を言った。
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