はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜

9話 プロポーズ合戦

ついに、ティエドゥールを貸し切りにした翔也とのお茶会が始まった。

先程まで平常心を保っていた千雪だったが、可愛くセッティングされたテーブルの上を見て

(これ……翔也くんが私のために用意してくれたんだよね。この優しさ、やっぱり好きだなぁ)

と思った瞬間、ぶわっと感情が昂ってしまった。

「ちぃ?どうした?座って」

「うん、ありがとう」

翔也は紳士的に千雪の椅子を引いて待っていた。栗色の髪をさらりと揺らしたその姿は、本当に王子様のようだ。

(やっぱりお洒落してくれば良かったな)

千雪は普段着で来た事を少しだけ悔やんだ。
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