はじまりは、再会の後から 〜二人のイケメンからプロポーズされて困惑しています〜
「……やめて」

千雪は恥ずかしそうに下を向いた。頬が真っ赤な林檎のようだ。

「ちぃ、酷いよ。僕の存在を忘れてない?今日は僕の話がメインだからね。飛び入り参加の八奈見くんは後回しだよ」

翔也は少しむっとして千雪の頬を両手で挟み、自分の方へ向けた。千雪の鼻が翔也の鼻とくっついてしまいそうな距離だ。

「こうなることを予想して、急遽飛び入り参加させてもらいました。申し訳ないですが、邪魔させてもらいまーす」

そう言うと、哲平は千雪の額に手を当ててぐいっと上を向かせた。

「ちょっと!二人とも!いい加減にして!」

二人の手を振り払い千雪が声を荒らげる。

翔也と哲平は千雪を間に挟んで、ばちばちと牽制し合っていた。
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