恐怖探偵団と真夏の神隠し
麗奈の顔が真っ赤に染まった。麗奈は翼を睨み付け、ビシッと彼を指差す。

「た、楽しんでなんてないわよ!!猫宮が水をかけてきたからやり返しただけ!!」

「はいはい。そういうことにしておいてやるよ」

翼がニヤニヤしたまま言い、麗奈は怒りが込み上げてくる。すると、海優斗(うみゆうと)が翼の肩を掴んだ。甘露日向(かんろひなた)が翼を見上げる。

「翼くん。揶揄うのはそこまでしてあげてね」

「氷室さんが可哀想だよ」

同情されているのか、と麗奈は慌てて口を開く。

「海、甘露、同情なんてダサい真似はしなくていいわ!」

「氷室さん。そういうつもりで二人は言ってないと思うよ」

小鳥遊鞠(たかなしまり)が苦笑する。その隣で美女平桜(びじょひらさくら)も頷いている。

「氷室さんって、勉強はできるけど人の気持ちには疎いよね」

「鞠ちゃん。私たちと関わっていたら、きっといつかわかるようになるわ!」

鞠と桜が話していることに、麗奈はただ首を傾げることしかできない。頭にはクエスチョンマークが浮かんでいた。
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