恐怖探偵団と真夏の神隠し
鞠が日向を褒める。桜と蕾も負けじと優斗と翼のことを話していき、恋愛ごとに興味のない麗奈でも、三人がそれぞれ好きな人がいるということがわかった。

(お相手は……うん。これはわかりやす過ぎるわね)

三人が話すのを聞きながら、麗奈は今日一日のことを振り返る。小学校に集合し、バスで移動し、川遊び、ランタン作り、カレー作り、キャンプファイヤー。どれも麗奈にとって初めてで、どれも楽しい思い出になった。

(川遊びで雷と水をかけ合って、ランタン作りで「上手いな!」って言われて、「おいしい」って言いながらカレー食べて、一緒に踊って……)

麗奈の顔に熱が集まる。何故、こんなにも自分は亮太のことを考えているのか。わからない。しかし、胸の奥はドキドキと高鳴っていく。

(何なの、この気持ち……)

麗奈の中に戸惑いが生まれたものの、一日はしゃいだ体は眠気には抗えず、桜たちの声を聞きながら麗奈の意識は遠のいていった。






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