恐怖探偵団と真夏の神隠し
「クソッ!!何なんだあいつらは!!」

哲平はそう吐き捨て、みずきに近付く。みずきの顔が真っ青になった。哲平の手がみずきに近付く。しかし、みずきに触れる前に夜々が哲平の手に触れる。そして、一瞬で彼を押さえ込んだ。

「グアッ!」

哲平の体がバンガローの床に崩れ落ちる。夜々はみずきの方を向いた。

「みずきちゃん。大丈夫ですか?」

「大丈夫。夜々ちゃん、ありがとう」

麗奈は驚いて翼と優斗の方を見る。二人の表情はいつもと変わらない。翼が口を開く。

「末良先生、ああ見えて合気道二段なんだよ」

「そういうこと……」

すると、バンガローのドアがまた開いた。そして計と傑が入ってくる。助っ人というのはこの二人か、と麗奈は納得した。

「みんながいなくなって連絡したら、すぐに駆け付けてくれたわ。……傑くん、お願い」

みずきがそう言うと、傑は真剣な表情で頷く。そして、夜々が押さえ込んでいる哲平に近付いた。

「異能力・テミスは虚構の夢を見る!」
< 26 / 44 >

この作品をシェア

pagetop