恐怖探偵団と真夏の神隠し
「すーさん。その保証はどこにあるんだよ」

翼が傑を睨むように見た。傑は戦う三人を見つめながら答える。

「簡単だよ。人は、守りたいものが多いほど強くなれるんだ」

夜々の放った弓が僧侶の足の関節を砕く。みずきの放った銃弾が僧侶の二本の腕をそれぞれ貫く。そして、計が日本刀を振り上げた。

「もう終わりにしよう。恨み続けても、何も変わらない。楽になろうよ」

計は僧侶にそう言った後、日本刀を振り下ろす。僧侶の体を日本刀は斬った。そして、僧侶の体は光の粒となって消えていく。

「勝った……」

優斗が呟く。傑が振り返った。

「だから言っただろ?」

麗奈たちは、疲れたようにその場に座り込むみずきたちに駆け寄った。

「先生!!計さん!!」

戦いで疲れているはずなのに、三人は笑顔を見せた。異空間が光に包まれて消え、気が付けば麗奈たちは山の中にいた。周りには、生徒たちが倒れている。全員気を失っているが、怪我などはしていなさそうだ。
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