恐怖探偵団と真夏の神隠し
「よし!!翼!!優斗!!誰が一番泳げるか勝負しようぜ!!」

「いいよ!!」

「俺が勝ってやる!!」

亮太たちは川の奥の方へと向かう。その背中に、鳳(おおとり)みずきと末良夜々(すえよしよよ)が声をかけた。

「亮太くん、優斗くん、翼くん、あまり遠くに行かないようにね!」

「気を付けてくださいよ!」

「は〜い!!」

三人はみずきたちに笑いかけ、走っていく。その様子を見ていた麗奈の顔に笑みが浮かぶ。爽やかな風が、麗奈の髪を撫でていった。

「れいにゃ。楽しいね!」

蕾がニコリと笑う。麗奈は笑いかけて慌てて顔を逸らす。しかし、上がってしまった気持ちはどうすることもできない。

「ま、まあ悪くないわ!」

真っ赤な顔でそう返す麗奈を見て、鞠と桜は苦笑しながら「素直じゃないな〜」と顔を見合わせた。日向が「氷室さん!」と話しかける。

「川遊びのあとはランタン作りするんだって。工作、自信ある?」

「どうかしら。勉強以外のことはあまり得意じゃないわ」
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