結婚したくないはずの俺様社長に、成婚を強行されました
「突然の告白で戸惑わせてしまいましたが、透子さんは僕を見極めてもいいと、前向きになってくれたんです」
「待ってください。そんなこと……」
思わず口をはさむと、迅は笑みを深める。
「さっき、言ってくれたじゃないか。〝悪くない〟って」
「透子、あなた、真壁様にそんなこと言ったの?」
紀代子は軽く目を見開いた。
「違います! あれは、そう意味ではなくて……」
あんな小さなひと言を拾われていたなんて思わなかった。これでは透子が迅を振り回す、ものすごく高飛車の女のようではないか。
「でもねぇ、カウンセラーとお客様が交際なんて……」
「そう、さすがに、問題ですよね!」
戸惑った声を出す母を見て、透子はここぞとばかりに声を上げる。
母がそんな非常識な提案を許すはずがない。所長にきっぱり断られれば、さすがに迅も諦めるだろう。
「わかっています。会員がカウンセラーに交際を申し込むのがどれほどマナー違反であるか。しかし、まだ僕は登録をしていない。厳密に言うと、会員ではありません」
「たしかに、そうだけど……」
「待ってください。そんなこと……」
思わず口をはさむと、迅は笑みを深める。
「さっき、言ってくれたじゃないか。〝悪くない〟って」
「透子、あなた、真壁様にそんなこと言ったの?」
紀代子は軽く目を見開いた。
「違います! あれは、そう意味ではなくて……」
あんな小さなひと言を拾われていたなんて思わなかった。これでは透子が迅を振り回す、ものすごく高飛車の女のようではないか。
「でもねぇ、カウンセラーとお客様が交際なんて……」
「そう、さすがに、問題ですよね!」
戸惑った声を出す母を見て、透子はここぞとばかりに声を上げる。
母がそんな非常識な提案を許すはずがない。所長にきっぱり断られれば、さすがに迅も諦めるだろう。
「わかっています。会員がカウンセラーに交際を申し込むのがどれほどマナー違反であるか。しかし、まだ僕は登録をしていない。厳密に言うと、会員ではありません」
「たしかに、そうだけど……」