結婚したくないはずの俺様社長に、成婚を強行されました
「母が費用をお支払いしているようですが、お返しいただく必要はありません。母を心配させないために、僕は入会しているふりをして活動します。ただし、交際するのは透子さんだけです。活動を通じて透子さんが僕と結婚してもいいと思っていただけなかったら、潔く諦めます」
「おっしゃりたい意味はわかったけれど、だいぶイレギュラーね」
「無理を通そうとしている自覚はあります――その代わりにと言ってはなんですが」
迅は一度言葉を切り、深い笑みを浮かべる。
「僕の独身の知人をこちらに紹介します。忙しくて出会いがないのに、婚活自体に抵抗があったりする資産家が周りに多いんです。僕が勧めれば興味を持つのではないでしょうか」
迅が勿体付けるように言葉を落とすと、母の目の奥がキラリと光った。まるで金脈を見つけたかのように。
「いいお話ね」
「え、所長?」
うなずく紀代子に透子は、まさかと目を瞬かせた。
「対外的にどうかと思ったけど、会員じゃないんだから厳密にはセーフよね。それにバレなければ批判もされないんだし……」
「おっしゃりたい意味はわかったけれど、だいぶイレギュラーね」
「無理を通そうとしている自覚はあります――その代わりにと言ってはなんですが」
迅は一度言葉を切り、深い笑みを浮かべる。
「僕の独身の知人をこちらに紹介します。忙しくて出会いがないのに、婚活自体に抵抗があったりする資産家が周りに多いんです。僕が勧めれば興味を持つのではないでしょうか」
迅が勿体付けるように言葉を落とすと、母の目の奥がキラリと光った。まるで金脈を見つけたかのように。
「いいお話ね」
「え、所長?」
うなずく紀代子に透子は、まさかと目を瞬かせた。
「対外的にどうかと思ったけど、会員じゃないんだから厳密にはセーフよね。それにバレなければ批判もされないんだし……」