男女に友情は存在しない。





さっき、太陽ママが作ってくれたおかず達は太陽が持ってくれてて…2歩前に歩いてる感じ。





手を繋ぐ気配はない。




というか、恋人になってからこうやって一緒に歩くのは初めてだね。





うちらにも初々しい感じが…あったみたい。

と、思ってるのは私だけかもしれないけど。





『手を繋ごう』なんて言ったら可愛いのかもしれないけど…ちょっぴり恥ずかしかった。






そう思ってる間に実家に着いた。

太陽と歩いてたら何もかもがあっという間で怖い。






こうやって一年とか、過ぎて行くのかな。





『ただいま!』

「お邪魔します」

「帰ってきたの?あら、太陽もいるの?久しぶり」



と、

ママが出迎えてくれた。





1ヶ月半ぶりだったから何だか懐かしい気分だった。

リビングに行ったら珍しく全員集合だった。







「ご無沙汰してます。その節は色々お世話になりました。すみません。」

「太陽、頑張りすぎちゃダメよ」

「すみません、ありがとうございます」





「太陽くん!」と、大は太陽に会えて嬉しそうだった。





よく遊んでもらったもんね。

今じゃ、太陽よりもデカくて、成長が凄まじいけど。






「大!デカくなったな。俺も歳をとるわけだ」







太陽が大と梨華と話してくれてる間に、テーブルに座っていたママとパパに『太陽と付き合ってる』とストレートに報告した。





遠回しに言ったところで空回りしそうだし…




まぁまぁ緊張したけど…

早いうちに話した方が気が楽になると思って…




そしたら、ママでもなくパパでもなく…梨華が「なんて言った?」と食い気味で聞いてきた。





『付き合ってる』

「え、もしかしてあの梨紗の引越しの時から?」

『先週から』

「ホヤホヤじゃん」

「太陽、梨紗のことよろしくな」と言ったパパ。






認めてくれないわけがないけど…安心して、泣きそうになってしまったというのは内緒。





気が軽くなった。



もちろん付き合った報告をすれば、別れる時も報告をしなきゃだけど…そこは、またその時に考えよう。





ママとパパは声を合わせて「仲良くね」と言った。





太陽のママもさっき言ってたね。

みんな、言うことは同じ。




私たちなりに仲良く頑張ります。







『今日は報告で来たから、帰るね。今度ゆっくり来る』

「ありがとうございます!また来ます。」

「またね」








帰る時にみんなに玄関まで見送ってもらったのは初めてのことで戸惑った。




ママは、いつも見送ってくれるけど…梨華と大は、私の記憶にはなかった。




太陽はそんなことを知らないから嬉しそうだった。




多分、この2人は確実に太陽効果だと思われる。

まぁいいけど…いつもやってます風は普通にうざい。笑







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