男女に友情は存在しない。
私は、イラつきすぎて『肩に手を置くなら手を繋ぐとかやることあるでしょ』と強い口調で言ってしまった。
言った後に後悔した。
見るからに太陽の顔がイラついたのがわかったから…
「何もかも何で、待ちなんだよ」
『今日、太陽を迎えに行ったのは梨紗だけどね』
「繋ぎたいなら自分で繋げばいいじゃん」
『恥ずかしかったの』
これでもかっていうくらい大きな声で言って、太陽の前から去った。
また喧嘩かって。
せっかく仲直りして帰ってきたのに…もう嫌かも。
半分泣きそうになりながら、家に着く直前で手を繋いできた太陽。
『もう触らないで』
そう言って、私は太陽の手を振り払った。
冷静になれば、私が悪い。
そんなの一目瞭然だけど…何もかもがイライラして…自分を抑えることができなかった。
口喧嘩したまま家に帰って来て、私はベッドに直行。
布団に潜ったら、勝手に涙が出てきた。
太陽は煙草を吸いに行ったみたいで…ベランダ側の窓が開いて一瞬、寒い風が部屋に入って来た。
太陽、私のこと嫌いになってないかな。
なんて、不安なことが頭に浮かんでくる。