男女に友情は存在しない。





私は、イラつきすぎて『肩に手を置くなら手を繋ぐとかやることあるでしょ』と強い口調で言ってしまった。





言った後に後悔した。

見るからに太陽の顔がイラついたのがわかったから…







「何もかも何で、待ちなんだよ」

『今日、太陽を迎えに行ったのは梨紗だけどね』

「繋ぎたいなら自分で繋げばいいじゃん」

『恥ずかしかったの』






これでもかっていうくらい大きな声で言って、太陽の前から去った。




また喧嘩かって。

せっかく仲直りして帰ってきたのに…もう嫌かも。





半分泣きそうになりながら、家に着く直前で手を繋いできた太陽。





『もう触らないで』






そう言って、私は太陽の手を振り払った。





冷静になれば、私が悪い。




そんなの一目瞭然だけど…何もかもがイライラして…自分を抑えることができなかった。







口喧嘩したまま家に帰って来て、私はベッドに直行。

布団に潜ったら、勝手に涙が出てきた。





太陽は煙草を吸いに行ったみたいで…ベランダ側の窓が開いて一瞬、寒い風が部屋に入って来た。









太陽、私のこと嫌いになってないかな。

なんて、不安なことが頭に浮かんでくる。



< 144 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop