男女に友情は存在しない。







煙草休憩が終わったみたいで、再びベランダ側の窓が開いた音が聞こえてきた。





一つしか部屋がないから、喧嘩した時は辛いよね。




けど、一つしか部屋がなかったらその日のうちに絶対仲直りしなきゃいけないな、とは思う。

頑固な私たちからしたら、その日のうちに仲直りしなきゃ一生喧嘩してそう。





うちらには合ってる物件なのかもしれない。

けど、このまま同棲が続くなら引っ越したい気もする。





でも、引っ越してすぐ別れたら嫌だなって思うし…複雑な気持ち。






少し落ち着いたら、『ごめんね』しよう。





でも、もう少しだけ待ってて。

そう思ってたら、私が寝ていた横に寝転んできた太陽。







「怒らないから顔見せて」

『……』

「寝てんの?」

『…寝てない』

「早くしないと怒るよ」

『……』




問いに対して答えずにいたら、急に布団を捲られて…泣き顔をしっかり見られてしまった。





「何で泣いてんの?」




私は心の準備はできていなかったけど…『ごめんね』と、言って抱きついた。






更に泣けて来ちゃって…メンタルがボロボロだった。



そしたら、

涙を拭いてくれて「腹減ったから早く食べよ」だって。





こればっかりは優しくて、救われた。






『ママの作ってくれたやつ温めてくれる?』







太陽が夕飯の支度をしてくれてる間に私は顔を洗って、涙とメイクを流してスッキリした。




もう8時だって。

早く食べて、お風呂入って日が変わるまでに寝たいな。






今日の目標だね。







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