男と女に友情は存在しない。
「どこ行ってたの?」
新くんより先に帰ってくるはずが、全ての計画が崩れた瞬間だった。
でも、隠す事は一つもない。
私は、正直に『沙良と会ってた』と言った。
「前に言ったよな?次、会ったら別れるって」
『会ってないってば!沙良に電話してみて?』
「無理。半年前からお前に信用はないから」
『ねぇ、無理』
「無理」と言って新くんは私の手を振り払った。
私に対する信用はゼロだった。
半年間、太陽と会わないように過ごして…信頼を戻そうとしていたのに1mmも戻っていなかったみたい。
私はその場に座り込んで号泣した。
色々な意味で、涙が止まらなくて…辛くて悲しかった。
この半年は何だったんだろう。
今までの努力が全部否定されたような気がした。
『本当に無理なの?』
「無理、早く行けよ」
新くんはそう言って、私の目の前から去っていった。
私は、それ以上何も言わず家をでた。