「叶わない恋」だと思ってたのに。



「いやいやっ!私彼氏なんてできたことないよー!」

なんでそんなに悲しそうな顔するんだろう。


「よかった、、、。」

あ、いつもの顔に戻った。

見間違いか!!

「っていうか彼氏できたことないの?」

「え?うん。それどころか好きな人できたのも一回だけだよー。

好きな人っていうのもどうかと思うけど、、。」


「え。好きな人いたんだ。どんな人?」


「うーんとね。私が幼稚園くらいの時に、引っ越す前の家の近くにあった公園で会った男の子なんだけどね。


うさぎのぬいぐるみのキーホルダーもらったんだ!


その子が私の初恋!だけどねー。そのキーホルダーをもらったってことしか思い出せないの。


名前も、顔も、その子との他の思い出も。

色々思い出もあるはずなんだけど、何にも思い出せなくて。


ってごめんね!急にこんな話。」


私ってばほとんど話したこともない人に何ペラペラしゃべってるんだか、、、。


「た、橘くん??大丈夫?ぼーっとしてるけど、、。

おーい。橘くん?」


「あっごめん!ぼーっとしちゃって、、、。」


「大丈夫?保健室行く?」

「ううん大丈夫。心配させちゃってごめん。」

「あんまり無理しないでね!ていうか、橘くんは彼女いないのー?」


「俺?いないよー。彼女できたこともない。」


橘くん彼女できたことないんだー。

って!

「えー!!!橘くん彼女できたことないの?!」

こんなにかっこいいのに?!

「え、うん。そんなに驚く?」


「えっ橘くんってさ、いろんな女の子に告白されてるよね?

全員ふっちゃったの?!」


「うん、、。忘れられない人がいるから。

ていうか東雲さんも色んな人から告白されてるでしょ。」
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