この恋、上方修正銘柄です!
6-4
6-4
飲み直そうと連れて来られたテラススイート。
広いリビングの奥は壁一面がガラス張りで、屋外のスカイテラスと一体化した開放的な造りだ。
「んじゃ、再会を祝して、かんぱーい!」
皆でワインの瓶を空けたところで、
「久々にUNOやろーぜ」
「しもた、渉が来るって分かってたら用意しといたのに」
壬生はB&B Italiaの高級ソファに深くもたれて改めて周囲を見渡すと、
「にしても、なんだよこの贅沢な部屋は。リゾートみたいじゃねえか。マジで良い身分だよなあ」
「いやいや、そんなことないで。屋外ジャクジーも使ってみたけど、何かわびしいし」
壬生は端に座る錦をちらっと見た後、
「そりゃオマエ、一人で入るからだろ。二人で入れば盛り上がるんじゃね?」
「じゃあ渉、今から一緒に入るか」
「入んねーよ!」
「いや、正味の話、月〜金まで銀行、土日はアベル。疲れて帰って寝るだけでなんも満喫出来てない。外食にもコンビニ惣菜にも飽きたし、ええ加減、家メシが食いたいわ。キッチンでもあれば自炊するんやけど」
棚に置かれたスーパーの袋からはカップ麺やバランス栄養食品がのぞいている。
「そういや九条って昔っから堅実だったもんな。バイト代もせっせと貯金してたし」
「あ、そや、渉!資金運用するなら俺んとこの会社に相談せえよ。スポーツ選手ってアホみたいに素直なとこあるから、気ィつけんとうっかり悪い奴らに騙されて大損するで。現役で活躍出来る年数は限られてるんやし、アホみたいに金使わんとちゃんと考えろよ」
「忠告は嬉しいけど、アホアホ言うな」
と、壬生のスマホが鳴った。
「チームの奴らがスカイラウンジで飲んでるんだけど、なんかあったみたい。ちょっとオレ、見て来るわ」
そう言い残し、部屋を出て行ってしまった。
飲み直そうと連れて来られたテラススイート。
広いリビングの奥は壁一面がガラス張りで、屋外のスカイテラスと一体化した開放的な造りだ。
「んじゃ、再会を祝して、かんぱーい!」
皆でワインの瓶を空けたところで、
「久々にUNOやろーぜ」
「しもた、渉が来るって分かってたら用意しといたのに」
壬生はB&B Italiaの高級ソファに深くもたれて改めて周囲を見渡すと、
「にしても、なんだよこの贅沢な部屋は。リゾートみたいじゃねえか。マジで良い身分だよなあ」
「いやいや、そんなことないで。屋外ジャクジーも使ってみたけど、何かわびしいし」
壬生は端に座る錦をちらっと見た後、
「そりゃオマエ、一人で入るからだろ。二人で入れば盛り上がるんじゃね?」
「じゃあ渉、今から一緒に入るか」
「入んねーよ!」
「いや、正味の話、月〜金まで銀行、土日はアベル。疲れて帰って寝るだけでなんも満喫出来てない。外食にもコンビニ惣菜にも飽きたし、ええ加減、家メシが食いたいわ。キッチンでもあれば自炊するんやけど」
棚に置かれたスーパーの袋からはカップ麺やバランス栄養食品がのぞいている。
「そういや九条って昔っから堅実だったもんな。バイト代もせっせと貯金してたし」
「あ、そや、渉!資金運用するなら俺んとこの会社に相談せえよ。スポーツ選手ってアホみたいに素直なとこあるから、気ィつけんとうっかり悪い奴らに騙されて大損するで。現役で活躍出来る年数は限られてるんやし、アホみたいに金使わんとちゃんと考えろよ」
「忠告は嬉しいけど、アホアホ言うな」
と、壬生のスマホが鳴った。
「チームの奴らがスカイラウンジで飲んでるんだけど、なんかあったみたい。ちょっとオレ、見て来るわ」
そう言い残し、部屋を出て行ってしまった。