夏のせいにして

『行くぞ』


また私の手を取って、次は人混みとは逆の方へ歩き出した


「陸?どこ行くの?」



『うるせえ、黙ってついてこい』



陸なりに心配してくれてるんだろうな



繋がれた右手が、、、熱い



私たちはろくに会話もしないまま、、古びたビルの前に着いた



『もうちょい頑張れ』



「うん、、」


このビルはなんだろう、初めて来たけど、、、



エレベーターで最上階へ向かい、最上階から階段を上る



屋上、、?



『ほれ、着いたぞ』



「ここ、なに?」



ビルの屋上に出た私たちは空を見上げた



『先輩の父ちゃんが持ってるビル、鍵借りてた』



ドーーーーーーン、、、



花火だ




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