この度、俺様パイロットとご成婚しました。
「あ、待って……!」
マンションに帰り玄関扉が閉まるなり、壁に押し付けられ口づけの応酬が始まる。
「待つわけないだろう?」
航輝は鈴菜を抱き上げ、ほとんど足を踏み入れたことのない彼の部屋のベッドまで連れていった。
ふたり分の体重で重たくなったマットレスが、ぎしりと軋み、終わらない夜の予感に胸がときめく。
「あの日の夜の続きをしよう」
航輝は首筋に口づけながら、鈴菜が着ていた服をひとつひとつ脱がしていった。
素肌があらわになると熱い吐息が全身をくまなく愛撫していく。
「愛している」
「航輝さん……っ!」
離れるなんて二度と言う気になれないように、何度も何度も愛を囁かれ、頭が蕩けそうになる。
その夜、ふたりは幾度となくお互いのぬくもりを確かめあったのだった。