この度、俺様パイロットとご成婚しました。

 おいしそうな料理が次から次へと運ばれてくるたびに、鈴菜は喜んでご相伴にあずかった。

 ワインも上等なものが用意されていて、料理との相性もいい。

「航輝さんはお酒を飲まないんですか?」
「ステイ先では飲酒を控えているんだ。鈴菜は遠慮なく飲んでいいよ」

 航輝はそう言って、炭酸水の入ったグラスに口をつけた。

(パイロットって色々と気を使うんだなあ……)

 ステイ中でも気を抜かない航輝の職務意識の高さについ感心してしまう。

 それからはチャリティーオークションに参加したり、チャリティー団体から奨学金を受けとっている学生たちの学術発表を聞いたりして過ごした。

 友人が多いのか、食事中も達夫のもとにはひっきりなしに友人がやってきて、その都度航輝と鈴菜を紹介してくれた。

 航輝が慣れた様子で会話に加わる一方、鈴菜は英語の聞き取りに苦戦したものの、お祝いを言われていることがなんとなくわかり、笑顔でお礼を言って回った。

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