せっかち姫とじっくり武人
(お姉様の言うとおり、せっかちな私だけれど、長年待ち続けて結婚できました。ランナル様に逢わせていただき、そして夫婦にさせていただき、ありがとうございます)
この世界を創ったという神ウォンクゼアーザは、とてものんびりした神だという。じっくりと腰を据えて物事に取り組むタイプのランナルは、もしかしたらウォンクゼアーザから祝福を受けた、「白き心」の持ち主なのかもしれない。
「何を祈っているんですか、イルヴァ」
寝室に入ってきたランナルの声にはっとして、イルヴァは顔を上げる。湯浴みを終えたランナルがそこにいて、少しばかり苦笑していた。
「えっと、ウォンクゼアーザ様に、ランナル様と逢わせていただき、ありがとうございますと」
「そうですか。なら、俺も神にお礼を言わないといけませんね。イルヴァという、かわいらしい妻を持てたことについて」
ランナルはそう言うと、すっとイルヴァに顔を近付けて、やわらかな頬にふわりとキスを落とした。わずかに、ランナルの髭が肌に当たる。
ランナルは顎先に少しだけ髭を生やしている。夜のふれ合いが始まったばかりの頃、ランナルのその髭が首や胸に当たるたびに、イルヴァはくすぐったさを覚えた。するとランナルは、「剃りましょうか」と言った。しかしイルヴァは激しく首を横に振って、「そのちょっとワイルドなところも素敵なんです! 剃らないでくださいまし!」と懇願した。そんなイルヴァに、ランナルは照れくさそうに小さな笑顔を向けたのだった。
「イルヴァ」
ランナルはイルヴァの目の前で床に片膝を突いた。そして真摯な眼差しで彼女を見上げる。室内ランプの灯りは少しだけ落としていたが、彼女の大きな瞳はくっきりと見えた。
「俺にとっては、自分の意思で選んで決めたのではなく、国主が決めた結婚でした。でも、今ははっきりと言えます。あなたが好きだ。心の底から愛しています、イルヴァ。俺のかわいい人」
「ランナル様……っ」
イルヴァは最初からランナルに惚れていた。けれども、ランナルはそうではなかった。恋人の一人もいたことのないランナルは、正直に言って恋愛経験がほとんどなかった。
だが、今は違う。心の底からイルヴァのことをかわいいと思うし、愛おしくて仕方がないとも思う。できれば長期任務などに行かず、毎日必ず、彼女の笑顔を見たい。せっかちなところはあるが、何事にも真面目で健気で、まっすぐにこちらを見てくれる彼女の存在に日々支えられ、癒やされている。ウォンクゼアーザが彼女に出逢わせてくれたと言うのなら、本気で神にお礼を述べたいほどだ。
「私も……私も大好きです。愛しています、ランナル様」
「ああ、イルヴァ……今夜こそあなたを抱かせてください」
ランナルはそう言うと、着たばかりであろう寝間着をさっと脱いだ。そして、イルヴァが着ているワンピースタイプの寝間着も問答無用で脱がせてしまう。
そして二人は寝台に上がったが、イルヴァが両手を胸元でクロスさせて懸命に体を隠そうとするので、ランナルは苦笑した。
「ちゃんと着てくれたみたいですね」
「こっ、こんな、恥ずかしい下着っ……ランナル様は意地悪です!」
「意地悪じゃないですよ。いやらしい下着を身に着けたかわいい妻に誘惑されたいという、ちょっとした男の願望です」
「誘惑だなんて、そんな……」
「あなたはかわいい。でも、もっと俺を魅了してほしい。見せてください、イルヴァ」
ランナルの丁寧な言葉遣いには、どこか有無を言わせない不思議な強さがある。
イルヴァは恐る恐る両手をどけた。フリルの付いた肩紐から伸びるシースルー生地の面積は小さく、イルヴァの乳房はこぼれ落ちそうだった。はしたなくも乳首がスリットの間から顔を出しており、その桃色の突起は早くも何かを期待して、ぷくりと立ち上がっている。
「少し、乳首が尖っていますね。いろいろ期待してしまいましたか」
「だ、だって……」
「かわいくて煽情的で……とてもそそられます」
ランナルはイルヴァを寝台に仰向けで押し倒すと、ゆっくりと覆いかぶさり、イルヴァの乳房を両手でやさしく掴み上げた。幼さが残る顔つきには似合わず、イルヴァの乳房はかなり大きい。ランナルの指はどちらかというと長いほうだが、その長指をもってしても、イルヴァの乳房はランナルの手のひらからあふれてしまいそうになる。
艶やかで張りがあり、それでいて水のようにたゆん、と揺れるイルヴァの白い丘は、これまでに何度も何度も揉みしだいてきた。それなのにランナルは、その肉肌にふれたのはまるで今夜が初めてであるかのように、恍惚とした表情になった。
「やわらかい……イルヴァの乳房は、永遠に揉んでいられそうです」
「やだっ、ランナル様……それだけじゃ嫌です」
「おねだりですか。かわいい俺の妻……どうしてほしいんです?」
指先で集めてはゆっくりと伸ばし、手のひら全体で押し上げてはなぞる。極めてゆったりとした、しかし決して止まることのない豊乳への愛撫。
それだけでは早くも物足りなくなったイルヴァは、これまで散々教え込まれてきたとおり、淫靡にランナルにねだった。
「乳首をカリカリして……たくさん舐めて、しゃぶってほしいです」
「わかりました。たっぷりとかわいがってあげましょう」
ランナルは穏やかにほほ笑むと、身をかがめた。面積の小さな布地のスリットから顔を出しているイルヴァの薄桃色の果実を一つ、口に含んでしゃぶる。もう片方の果実は、ご要望どおり人差し指の腹であらゆる方向からカリカリとはじいて弄んでやった。
「はぁぅん……あぁ……っ」
ランナルにかわいがられることを待っていたイルヴァの乳頭は、ランナルの舌先で丹念にしゃぶられて、どんどん硬くなっていく。ランナルが乳輪をぺろり、ぺろりと円を描くようになぞれば、イルヴァは甘い声を出して下半身をもぞりと左右に震わせた。
この世界を創ったという神ウォンクゼアーザは、とてものんびりした神だという。じっくりと腰を据えて物事に取り組むタイプのランナルは、もしかしたらウォンクゼアーザから祝福を受けた、「白き心」の持ち主なのかもしれない。
「何を祈っているんですか、イルヴァ」
寝室に入ってきたランナルの声にはっとして、イルヴァは顔を上げる。湯浴みを終えたランナルがそこにいて、少しばかり苦笑していた。
「えっと、ウォンクゼアーザ様に、ランナル様と逢わせていただき、ありがとうございますと」
「そうですか。なら、俺も神にお礼を言わないといけませんね。イルヴァという、かわいらしい妻を持てたことについて」
ランナルはそう言うと、すっとイルヴァに顔を近付けて、やわらかな頬にふわりとキスを落とした。わずかに、ランナルの髭が肌に当たる。
ランナルは顎先に少しだけ髭を生やしている。夜のふれ合いが始まったばかりの頃、ランナルのその髭が首や胸に当たるたびに、イルヴァはくすぐったさを覚えた。するとランナルは、「剃りましょうか」と言った。しかしイルヴァは激しく首を横に振って、「そのちょっとワイルドなところも素敵なんです! 剃らないでくださいまし!」と懇願した。そんなイルヴァに、ランナルは照れくさそうに小さな笑顔を向けたのだった。
「イルヴァ」
ランナルはイルヴァの目の前で床に片膝を突いた。そして真摯な眼差しで彼女を見上げる。室内ランプの灯りは少しだけ落としていたが、彼女の大きな瞳はくっきりと見えた。
「俺にとっては、自分の意思で選んで決めたのではなく、国主が決めた結婚でした。でも、今ははっきりと言えます。あなたが好きだ。心の底から愛しています、イルヴァ。俺のかわいい人」
「ランナル様……っ」
イルヴァは最初からランナルに惚れていた。けれども、ランナルはそうではなかった。恋人の一人もいたことのないランナルは、正直に言って恋愛経験がほとんどなかった。
だが、今は違う。心の底からイルヴァのことをかわいいと思うし、愛おしくて仕方がないとも思う。できれば長期任務などに行かず、毎日必ず、彼女の笑顔を見たい。せっかちなところはあるが、何事にも真面目で健気で、まっすぐにこちらを見てくれる彼女の存在に日々支えられ、癒やされている。ウォンクゼアーザが彼女に出逢わせてくれたと言うのなら、本気で神にお礼を述べたいほどだ。
「私も……私も大好きです。愛しています、ランナル様」
「ああ、イルヴァ……今夜こそあなたを抱かせてください」
ランナルはそう言うと、着たばかりであろう寝間着をさっと脱いだ。そして、イルヴァが着ているワンピースタイプの寝間着も問答無用で脱がせてしまう。
そして二人は寝台に上がったが、イルヴァが両手を胸元でクロスさせて懸命に体を隠そうとするので、ランナルは苦笑した。
「ちゃんと着てくれたみたいですね」
「こっ、こんな、恥ずかしい下着っ……ランナル様は意地悪です!」
「意地悪じゃないですよ。いやらしい下着を身に着けたかわいい妻に誘惑されたいという、ちょっとした男の願望です」
「誘惑だなんて、そんな……」
「あなたはかわいい。でも、もっと俺を魅了してほしい。見せてください、イルヴァ」
ランナルの丁寧な言葉遣いには、どこか有無を言わせない不思議な強さがある。
イルヴァは恐る恐る両手をどけた。フリルの付いた肩紐から伸びるシースルー生地の面積は小さく、イルヴァの乳房はこぼれ落ちそうだった。はしたなくも乳首がスリットの間から顔を出しており、その桃色の突起は早くも何かを期待して、ぷくりと立ち上がっている。
「少し、乳首が尖っていますね。いろいろ期待してしまいましたか」
「だ、だって……」
「かわいくて煽情的で……とてもそそられます」
ランナルはイルヴァを寝台に仰向けで押し倒すと、ゆっくりと覆いかぶさり、イルヴァの乳房を両手でやさしく掴み上げた。幼さが残る顔つきには似合わず、イルヴァの乳房はかなり大きい。ランナルの指はどちらかというと長いほうだが、その長指をもってしても、イルヴァの乳房はランナルの手のひらからあふれてしまいそうになる。
艶やかで張りがあり、それでいて水のようにたゆん、と揺れるイルヴァの白い丘は、これまでに何度も何度も揉みしだいてきた。それなのにランナルは、その肉肌にふれたのはまるで今夜が初めてであるかのように、恍惚とした表情になった。
「やわらかい……イルヴァの乳房は、永遠に揉んでいられそうです」
「やだっ、ランナル様……それだけじゃ嫌です」
「おねだりですか。かわいい俺の妻……どうしてほしいんです?」
指先で集めてはゆっくりと伸ばし、手のひら全体で押し上げてはなぞる。極めてゆったりとした、しかし決して止まることのない豊乳への愛撫。
それだけでは早くも物足りなくなったイルヴァは、これまで散々教え込まれてきたとおり、淫靡にランナルにねだった。
「乳首をカリカリして……たくさん舐めて、しゃぶってほしいです」
「わかりました。たっぷりとかわいがってあげましょう」
ランナルは穏やかにほほ笑むと、身をかがめた。面積の小さな布地のスリットから顔を出しているイルヴァの薄桃色の果実を一つ、口に含んでしゃぶる。もう片方の果実は、ご要望どおり人差し指の腹であらゆる方向からカリカリとはじいて弄んでやった。
「はぁぅん……あぁ……っ」
ランナルにかわいがられることを待っていたイルヴァの乳頭は、ランナルの舌先で丹念にしゃぶられて、どんどん硬くなっていく。ランナルが乳輪をぺろり、ぺろりと円を描くようになぞれば、イルヴァは甘い声を出して下半身をもぞりと左右に震わせた。