懐かない猫の取扱説明書。
彼女と放課後
「このクラスに日向がいると思うんだけど、まだいる?」
ある日の放課後、俺のクラスに激震が走った。
日向を訪ねて男子が教室に来たからだ。
ブレザーの襟につくピンの数から1個上の先輩だと分かる。
「・・・まだ、席に。」
出入り口に近い席の子がすこしビクビクしながら答える。
「席どこ?」
「あそこの窓際です。」
「ありがとう」と言いながらズカズカ入ってホームルーム後なのに何故か机に突っ伏して寝てる彼女に近づく。
なんだなんだ?
「奈々、帰るぞ。」
「・・・・・。」
その一言で更にざわつく教室。
主に女子。
その男は更に慣れた手つきで日向の髪を1束持ち上げて・・・