懐かない猫の取扱説明書。
「っっはぁ!?如月先輩達と仲良いからって調子乗ってんの!?」
「紹介してって言ってるんだけど!」
「自分一人で先輩達を独り占めする気なの!?」
女子こえー。
あまりに一方的すぎる言い分に他の女子達含めクラス中が引いてるのが分かる。
分かってないのは本人達だけ。
「・・・昨日ので仲が良いことが分かったんだから良かったじゃない。
寝ても良い?私寝てたんだけど?」
本当の関係性を教える気も彼らを紹介する気も毛頭ない、と。
この状況でまだ寝ようとする日向の発言から読み取れる。
「まぁ、確かにあの起こし方は無いよなぁ。」
「どう見たって姫が被害者だな。」
「今まで仲良くしてた訳じゃないもんな。」
「お前ら都合良すぎじゃね?」
様子見してた男子達が次々と言う。
他女子からも軽蔑の眼差し。
「・・・っっ。」
その声が聞こえたのか黙り込む女子達。
何も、言い返せないよな。
「おーぃ、お前らー、席付けー。先生が来たぞー。ホームルームするぞー。」
その騒ぎは担任のゆるすぎる声によって終止符を打たれた。