財界の暴君に契約妻として囲われました ~初恋を拗らせた大富豪に、一途に愛されています~
 翌週からつわりが本格的に始まり、さすがに迷惑をかけてしまう前に報告しなければいけないと思い、今日職場に妊娠していることを伝えた。
 すると、同僚たちから「おめでとう」と、祝いの言葉をもらった。

「ありがとうございます」

 ……〝おめでとう〟でいいんだよね?
 たとえ一人で育てていくのだとしても、授かった命だもの……やっぱり尊くて、嬉しいことだよね。

「ご迷惑をおかけすると思いますが……」
「そんなことは気にしなくていいのよ。子は宝なんだから! 困ったことがあったら、いつでも相談してね」

 園長先生の優しい言葉に、涙が出そうになる。
 ほんの些細なことでも不安になったり動揺してしまうのに、世のお母さんたちは、こんな不安を抱えながら立派に我が子を育てているのだと知り、改めてその偉大さを知った。
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