財界の暴君に契約妻として囲われました ~初恋を拗らせた大富豪に、一途に愛されています~
第3章 契約夫婦の、本音と建前
デートをした翌日の日曜、十九時少し前。
自宅のリビングでは、両親がそわそわと落ち着かない様子でリビングの中を行ったり来たり。
そんな両親を見て、私は今朝のことを思い返していた。
片桐君に送り届けてもらった後、昨夜の無断外泊を両親に説明した。
「あのね、実は……お付き合いしている人がいて……。その人と昨日一緒にいたんだけど、ヘリコプターに乗ったら、急に具合が悪くなっちゃって……」
「えっ……李茉、高所恐怖症じゃない」
当然、両親は驚いた顔で私を見る。
小さい頃、家族で行った遊園地で観覧車に乗った時に、強風で緊急停止し、一番高いところに近い部分で十数分揺れ続けたあの恐怖は、今でも忘れられない。
だから私は、高所が苦手。シースルーのエレベーターですら怖い。
「彼に高所恐怖症だって話してなかったから……」
「その彼が、介抱してくれたの?」
「……ん」
「どんな人なの?」
母が嬉しそうに尋ねてくる。
「高校の同級生で……お母さんも知ってると思う。常に学年トップだった片桐くん」
「……あぁ、片桐財閥の彼ね!」
記憶を辿って思い出したようで、母は目を丸くして頷いた。
「……うん。少し前に再会して……意気投合したというか……」
「でも、大丈夫なの? そんな大企業の御曹司が町工場の娘と付き合ってたら、親御さんが反対するんじゃない?」
「……それは、大丈夫じゃないかな……?」
母の言葉に、私はハッとした。
自宅のリビングでは、両親がそわそわと落ち着かない様子でリビングの中を行ったり来たり。
そんな両親を見て、私は今朝のことを思い返していた。
片桐君に送り届けてもらった後、昨夜の無断外泊を両親に説明した。
「あのね、実は……お付き合いしている人がいて……。その人と昨日一緒にいたんだけど、ヘリコプターに乗ったら、急に具合が悪くなっちゃって……」
「えっ……李茉、高所恐怖症じゃない」
当然、両親は驚いた顔で私を見る。
小さい頃、家族で行った遊園地で観覧車に乗った時に、強風で緊急停止し、一番高いところに近い部分で十数分揺れ続けたあの恐怖は、今でも忘れられない。
だから私は、高所が苦手。シースルーのエレベーターですら怖い。
「彼に高所恐怖症だって話してなかったから……」
「その彼が、介抱してくれたの?」
「……ん」
「どんな人なの?」
母が嬉しそうに尋ねてくる。
「高校の同級生で……お母さんも知ってると思う。常に学年トップだった片桐くん」
「……あぁ、片桐財閥の彼ね!」
記憶を辿って思い出したようで、母は目を丸くして頷いた。
「……うん。少し前に再会して……意気投合したというか……」
「でも、大丈夫なの? そんな大企業の御曹司が町工場の娘と付き合ってたら、親御さんが反対するんじゃない?」
「……それは、大丈夫じゃないかな……?」
母の言葉に、私はハッとした。