銀河の雫
「本日は、冷泉家、月浦家、両家の方々、お集まりいただき、誠にありがとうございます。私、今回の仲人を務めます和賀と申します」

仲人さんが挨拶を始めた。

お見合い相手と私がまず紹介される。

それから、冷泉家の両親とうちの母親が紹介された。

父親は、冷泉病院の院長先生。

その横には、こんな田舎では見たこともない容姿端麗な女性。

まるでドラマに出てくる、女優さんみたい。

豊満な胸を強調する、身体にフィットしたドレッシーなワンピース。

真っ赤な口紅に透き通るような白い肌。

ウエストラインは、子どもを何人も産んだとは思えないほど、ほっそりとくびれている。

二十代後半の子どもがいるとは、到底見えなかった。


そうそう、昔、水商売をやっていた人だと聞いたことがある。


もし、この男性と結婚したら、この人が私の義理の母親に?


……そうだ、そういえば噂になっていた。

冷泉院長はもともと奥さんと子ども三人と暮らしていた。

前妻と入れ違いで、新しい奥さんと息子がやって来たとか。


ムフフッ。

この院長、……ドスケベだな。

ちらりと見て、思わず含み笑いをする。
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