秘密を食むのは魅惑の唇
唇に魅せられて
気づけば、必ず彼女__白川(しらかわ) 千夏(ちなつ)のことを目で追っていた。
大学の講義。
偶然同じ講義を履修し、なんとなく隣の席に座るようになったのが僕たちの始まりだった。
形の良い唇をした美人。
重度の唇フェチな俺は、彼女の唇に魅了されていた。
笑ったらどんな風に形が変わるんだろう。
触ったらどんな感触なんだろう。
口紅の色、変えてみてほしいなぁ。
そんなことを無意識に思ってしまうほど、彼女の唇は俺にとっての『完璧』だった。
でも、それだけじゃない。
千夏自身に惹かれている自分もいた。
千夏はいつもクールで、どこかサバサバとした性格の人だった。
きっと自分のように感情を表に出すタイプじゃないことは分かっていたし、多分俺みたいな性格の人のことは、、苦手だろう。そんなことは分かっていた。
けれど、玉砕覚悟でもダメ元でも挑戦してみたかった。
だから、柄にもなく緊張で心臓を爆発させそうになりながら、顔を真っ赤にして告白した。
「好きです。俺と付き合ってくれませんか?」
正直怖かった。
でも、彼女ならきっと知り合いのままでいてくれるだろうと思った。
返って来たのは、いい意味で予想外な答えだった。
「こちらこそよろしくお願いします」
その言葉に慌てて顔を上げる。すると彼女は、「なんでそんなに驚いてるのよ」と笑った。
照れた様子の彼女の、少しだけ上がった口角と綺麗に形作られた彼女の『唇』の美しさを、僕は今でも鮮明に覚えている。
付き合い始めてから、僕はとにかく千夏に甘えた。
「千夏ー」と名前を呼んで、その華奢な肩に頭を乗せるのが心地よくて、毎日のようにくっついていた。千夏は少し気恥ずかしそうにしながらも、僕のストレートな愛情表現をいつも優しく受け止めてくれた。
そんな僕が、ずっと隠し持っていたを彼女に知られてしまったのは、ある金曜日の夜。
大学のサークル仲間との飲み会の帰り道のことだった。
大学の講義。
偶然同じ講義を履修し、なんとなく隣の席に座るようになったのが僕たちの始まりだった。
形の良い唇をした美人。
重度の唇フェチな俺は、彼女の唇に魅了されていた。
笑ったらどんな風に形が変わるんだろう。
触ったらどんな感触なんだろう。
口紅の色、変えてみてほしいなぁ。
そんなことを無意識に思ってしまうほど、彼女の唇は俺にとっての『完璧』だった。
でも、それだけじゃない。
千夏自身に惹かれている自分もいた。
千夏はいつもクールで、どこかサバサバとした性格の人だった。
きっと自分のように感情を表に出すタイプじゃないことは分かっていたし、多分俺みたいな性格の人のことは、、苦手だろう。そんなことは分かっていた。
けれど、玉砕覚悟でもダメ元でも挑戦してみたかった。
だから、柄にもなく緊張で心臓を爆発させそうになりながら、顔を真っ赤にして告白した。
「好きです。俺と付き合ってくれませんか?」
正直怖かった。
でも、彼女ならきっと知り合いのままでいてくれるだろうと思った。
返って来たのは、いい意味で予想外な答えだった。
「こちらこそよろしくお願いします」
その言葉に慌てて顔を上げる。すると彼女は、「なんでそんなに驚いてるのよ」と笑った。
照れた様子の彼女の、少しだけ上がった口角と綺麗に形作られた彼女の『唇』の美しさを、僕は今でも鮮明に覚えている。
付き合い始めてから、僕はとにかく千夏に甘えた。
「千夏ー」と名前を呼んで、その華奢な肩に頭を乗せるのが心地よくて、毎日のようにくっついていた。千夏は少し気恥ずかしそうにしながらも、僕のストレートな愛情表現をいつも優しく受け止めてくれた。
そんな僕が、ずっと隠し持っていたを彼女に知られてしまったのは、ある金曜日の夜。
大学のサークル仲間との飲み会の帰り道のことだった。


