Ribbon ~囚われた天使~
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選択授業決めの後は、部活決めがあった。
でも私以外は内部生で、中学の時の部活を継続って形だったし、私も生徒会に所属してるから、部活に入るのはやめておいた。
生徒会、意外と忙しいらしいし・・・。
そしてお昼。
集会で訊けばよかったのに忘れていたから、燦くんの『またお昼に』の謎にビクビクするしかない。
変なことしないといいけど・・・不安要素しかないな・・・。
「ねぇ澪」
「はいっ・・・あ、笑弥くん」
思わずため息をついて廊下を見つめていると、突然後ろから声を掛けられた。
声を掛けてきたのは笑弥くんで、まわりにはクラスメイトが数人いる。
「どうしたの?」
「なに、澪りんになんか用?」
・・・え?慧伊くん、なんでそんなに喧嘩腰なの?
同じ犬人だよね?ももくんはニコニコしてるよ?
「やだなぁ、慧伊くん。お顔が怖いよ」
あれ、笑弥くんも煽ってない?
なんか喧嘩勃発しそうだよ⁉
「ね、ねぇ・・・なんで同じ犬人なのに仲悪いの?」
猫人に訊いて意味があるかと言えば分からないが、近くで頼れるのは朧くんだけだったので、とりあえず訊いてみる。
すると、朧くんは面倒そうに髪をかき上げた。
「なんか・・・母親の影響って聞いた」
「・・・お母さん?」
2人のお母さん?なにか関係があるのかな?
「そうなんだよ、こいつの母親は・・・」
「黙りなよ笑弥」
あぁ、笑弥くんと慧伊くんも入ってきてしまった。
しかも冷静なのが慧伊くんっていう・・・よほどの因縁なんだろうか。
「なにがあった───」
「みーお」
すごく気になって訊こうとすると、それをさえぎるように・・・。
「燦くん?・・・え、先輩方・・・?」
廊下に、生徒会の先輩方全員が現れた。
なんで1年のフロアに・・・ってまさか、『またお昼に』ってそういうこと⁉
「なぁんだ、生徒会の方々と食べるんだ。・・・じゃあね、澪」
「あっ・・・うん、なんかごめんね」
どうやら笑弥くんは、お昼ごはんに誘おうとしていてくれたらしい。
私、別に生徒会と約束してたわけではないけど・・・。
「澪、食堂行こう。『特別待遇』でタダだから」
「え、いえ、燈羅さん・・・私、人間なので」
たしか『特別待遇』は、人間よりも能力が高く優秀な、人外種のみだ。
「え、澪も人外種並みの能力持ってるから生徒会で『特別待遇』なんだよ」
「・・・そうなんですか?」
たしかに能力の数値が何故か高いことは、学園長先生から聞いた。
それがイコールで『特別待遇』になるの・・・?
大丈夫?人間の生徒・・・いや、人外種の生徒にも厳しい目で見られるんじゃない?
私は普通に平凡な人間の生徒でいいんだけど・・・。
「大丈夫だから行こう。エスコートしてあげようか」
「い、いえ・・・分からないので遠慮しておきます」
お金持ちの教育なんて受けてない。
なにせ『普通の』人間の娘なんだから。『普通に』生きてきたから。
「こっちの手を俺の手に・・・」
「・・・やめてください」
遠慮するって言ったのに・・・!と戸惑っていると、教室から出てきた凛牙くんが、燈羅さんの腕を掴んだ。
えぇ・・・先輩だよ?大丈夫?
「あはは、しょうがないなぁ。よし、行こうか」
大人な燈羅さんはニコニコしながら私の手を離し、歩き始める。
うしろから、少しだけ不機嫌な慧伊くんもついてきた。
うーん・・・あとでお話聞いてもいいのかな。
自分の好奇心だけで、人の家の事情に介入するのは、よくないとは思うけど・・・。
選択授業決めの後は、部活決めがあった。
でも私以外は内部生で、中学の時の部活を継続って形だったし、私も生徒会に所属してるから、部活に入るのはやめておいた。
生徒会、意外と忙しいらしいし・・・。
そしてお昼。
集会で訊けばよかったのに忘れていたから、燦くんの『またお昼に』の謎にビクビクするしかない。
変なことしないといいけど・・・不安要素しかないな・・・。
「ねぇ澪」
「はいっ・・・あ、笑弥くん」
思わずため息をついて廊下を見つめていると、突然後ろから声を掛けられた。
声を掛けてきたのは笑弥くんで、まわりにはクラスメイトが数人いる。
「どうしたの?」
「なに、澪りんになんか用?」
・・・え?慧伊くん、なんでそんなに喧嘩腰なの?
同じ犬人だよね?ももくんはニコニコしてるよ?
「やだなぁ、慧伊くん。お顔が怖いよ」
あれ、笑弥くんも煽ってない?
なんか喧嘩勃発しそうだよ⁉
「ね、ねぇ・・・なんで同じ犬人なのに仲悪いの?」
猫人に訊いて意味があるかと言えば分からないが、近くで頼れるのは朧くんだけだったので、とりあえず訊いてみる。
すると、朧くんは面倒そうに髪をかき上げた。
「なんか・・・母親の影響って聞いた」
「・・・お母さん?」
2人のお母さん?なにか関係があるのかな?
「そうなんだよ、こいつの母親は・・・」
「黙りなよ笑弥」
あぁ、笑弥くんと慧伊くんも入ってきてしまった。
しかも冷静なのが慧伊くんっていう・・・よほどの因縁なんだろうか。
「なにがあった───」
「みーお」
すごく気になって訊こうとすると、それをさえぎるように・・・。
「燦くん?・・・え、先輩方・・・?」
廊下に、生徒会の先輩方全員が現れた。
なんで1年のフロアに・・・ってまさか、『またお昼に』ってそういうこと⁉
「なぁんだ、生徒会の方々と食べるんだ。・・・じゃあね、澪」
「あっ・・・うん、なんかごめんね」
どうやら笑弥くんは、お昼ごはんに誘おうとしていてくれたらしい。
私、別に生徒会と約束してたわけではないけど・・・。
「澪、食堂行こう。『特別待遇』でタダだから」
「え、いえ、燈羅さん・・・私、人間なので」
たしか『特別待遇』は、人間よりも能力が高く優秀な、人外種のみだ。
「え、澪も人外種並みの能力持ってるから生徒会で『特別待遇』なんだよ」
「・・・そうなんですか?」
たしかに能力の数値が何故か高いことは、学園長先生から聞いた。
それがイコールで『特別待遇』になるの・・・?
大丈夫?人間の生徒・・・いや、人外種の生徒にも厳しい目で見られるんじゃない?
私は普通に平凡な人間の生徒でいいんだけど・・・。
「大丈夫だから行こう。エスコートしてあげようか」
「い、いえ・・・分からないので遠慮しておきます」
お金持ちの教育なんて受けてない。
なにせ『普通の』人間の娘なんだから。『普通に』生きてきたから。
「こっちの手を俺の手に・・・」
「・・・やめてください」
遠慮するって言ったのに・・・!と戸惑っていると、教室から出てきた凛牙くんが、燈羅さんの腕を掴んだ。
えぇ・・・先輩だよ?大丈夫?
「あはは、しょうがないなぁ。よし、行こうか」
大人な燈羅さんはニコニコしながら私の手を離し、歩き始める。
うしろから、少しだけ不機嫌な慧伊くんもついてきた。
うーん・・・あとでお話聞いてもいいのかな。
自分の好奇心だけで、人の家の事情に介入するのは、よくないとは思うけど・・・。