Ribbon ~囚われた天使~
初仕事と歓迎会
HR終了後、慧伊くん朧くん凛牙くん───これからは『一年トリオ』と呼ぼう───に連れられて生徒会室に行く。
「お、澪李」
「お疲れ様です、先輩」
生徒会室にはすでに先輩たちがいて、煌夜先輩を先頭に迎えてくれた。
うーん・・・位が高いからか、お顔が麗しいからか、威圧感がすごいな・・・。
「凛牙、頼んだ」
「・・・はい。澪、こっち」
燈羅さんに指示された凛牙くんが小さく手招きし、横に行くと、1つの机を指差す。
「ここが澪の机」
「ありがとう凛牙くん」
私の席は右に凛牙くん、左に慧伊くん、前に燦くんがいる真ん中だ。
右斜め前には緋瑠先輩、左斜め前には朧くん。
会長の煌夜先輩は机が2つある奥の誕生日席で、副会長の燈羅さんは手前の誕生日席。
「とりあえず案内する。入ってすぐの部屋が休憩スペース。置いてある冷蔵庫、レンジ、電気ケトル、茶葉・・・コーヒーミルも勝手に使っていい。奥がこの仕事スペース。隅の棚には資料が入ってる。こっちの扉は仮眠室。・・・こっちの扉は帰る時に説明する」
ふむふむ、なるほど・・・、高級ホテルですか?
普通の生徒会には、ソファーもベッドも冷蔵庫もないって。
「ありがとう、覚えた!えっと・・・」
「今日の仕事は・・・」
ツッコむのすら面倒なので、凛牙くんの顔を窺うと、察してくれた彼は資料を手に取った。
そんな仕事かな・・・あまり難しくないといいんだけど。
「じゃあ、部活別の経費の計算と割り当てとまとめを・・・」
け、経費・・・。
高校って、どこも生徒会が経費を管理してるのかな。
難しそうだけど・・・ちゃんとできるだろうか。
「今週中に終わればいい。職員に提出するのは来週だし、分からないことがあったら訊いて」
「ありがとう、助かる・・・!えっと、どのソフトを使えばいい?」
「あぁ、経費だから・・・」
机には1人1台・・・会長は2台パソコンが置いてあって、なかにいくつものソフトが入っている。
よーし、頑張るぞ・・・!
隣の席で見守られながら、指示されたソフトで経費を打ち込み、私の『初仕事』が始まった。
♡───────────────────────♡
「あの、凛牙くん・・・」
「あぁ、終わった?じゃあこの後の流れ、とりあえず説明する」
「お願いします!」
ソフトに名目と金額を入力し終え、隣で仕事をしている凛牙くんに声を掛ける。
見た目とは裏腹に優しさあふれる凛牙くんはすぐに、椅子ごと体をこちらに向けてくれた。
「まず確認したら、俺にまわして。俺がチェックしてる間に、こっちのソフトで・・・あぁ、この資料。ここのページ入力して、確認したらまた俺に。終わったら割り当てとその入力・・・確認したら、最後は会長にまわす」
「なるほど、頑張ります」
基本的に、仕事は入力と計算のみ。
一年だからかもしれないけど・・・これなら私にもできそう。
生徒会を観察していると、会長は確認作業、副会長は重要な仕事、燦くんはソフト作りやバグ修正などの機械担当であることが分かった。
hかの役員たちは、私よりもずっと難しい仕事をしている。
生徒会が直接、学園を支えてるんだなぁ・・・。
「これでよし・・・っと」
『共有』から凛牙くんを選んでソフトをまわし、他のソフトで入力を再開する。
あ・・・各部の必要な部品や数、金額が書かれてる。
手書きだし、きっと各部から提出されたものだろう。
よーし・・・人外種の方々に負けないくらい、頑張るぞっ・・・!
「お、澪李」
「お疲れ様です、先輩」
生徒会室にはすでに先輩たちがいて、煌夜先輩を先頭に迎えてくれた。
うーん・・・位が高いからか、お顔が麗しいからか、威圧感がすごいな・・・。
「凛牙、頼んだ」
「・・・はい。澪、こっち」
燈羅さんに指示された凛牙くんが小さく手招きし、横に行くと、1つの机を指差す。
「ここが澪の机」
「ありがとう凛牙くん」
私の席は右に凛牙くん、左に慧伊くん、前に燦くんがいる真ん中だ。
右斜め前には緋瑠先輩、左斜め前には朧くん。
会長の煌夜先輩は机が2つある奥の誕生日席で、副会長の燈羅さんは手前の誕生日席。
「とりあえず案内する。入ってすぐの部屋が休憩スペース。置いてある冷蔵庫、レンジ、電気ケトル、茶葉・・・コーヒーミルも勝手に使っていい。奥がこの仕事スペース。隅の棚には資料が入ってる。こっちの扉は仮眠室。・・・こっちの扉は帰る時に説明する」
ふむふむ、なるほど・・・、高級ホテルですか?
普通の生徒会には、ソファーもベッドも冷蔵庫もないって。
「ありがとう、覚えた!えっと・・・」
「今日の仕事は・・・」
ツッコむのすら面倒なので、凛牙くんの顔を窺うと、察してくれた彼は資料を手に取った。
そんな仕事かな・・・あまり難しくないといいんだけど。
「じゃあ、部活別の経費の計算と割り当てとまとめを・・・」
け、経費・・・。
高校って、どこも生徒会が経費を管理してるのかな。
難しそうだけど・・・ちゃんとできるだろうか。
「今週中に終わればいい。職員に提出するのは来週だし、分からないことがあったら訊いて」
「ありがとう、助かる・・・!えっと、どのソフトを使えばいい?」
「あぁ、経費だから・・・」
机には1人1台・・・会長は2台パソコンが置いてあって、なかにいくつものソフトが入っている。
よーし、頑張るぞ・・・!
隣の席で見守られながら、指示されたソフトで経費を打ち込み、私の『初仕事』が始まった。
♡───────────────────────♡
「あの、凛牙くん・・・」
「あぁ、終わった?じゃあこの後の流れ、とりあえず説明する」
「お願いします!」
ソフトに名目と金額を入力し終え、隣で仕事をしている凛牙くんに声を掛ける。
見た目とは裏腹に優しさあふれる凛牙くんはすぐに、椅子ごと体をこちらに向けてくれた。
「まず確認したら、俺にまわして。俺がチェックしてる間に、こっちのソフトで・・・あぁ、この資料。ここのページ入力して、確認したらまた俺に。終わったら割り当てとその入力・・・確認したら、最後は会長にまわす」
「なるほど、頑張ります」
基本的に、仕事は入力と計算のみ。
一年だからかもしれないけど・・・これなら私にもできそう。
生徒会を観察していると、会長は確認作業、副会長は重要な仕事、燦くんはソフト作りやバグ修正などの機械担当であることが分かった。
hかの役員たちは、私よりもずっと難しい仕事をしている。
生徒会が直接、学園を支えてるんだなぁ・・・。
「これでよし・・・っと」
『共有』から凛牙くんを選んでソフトをまわし、他のソフトで入力を再開する。
あ・・・各部の必要な部品や数、金額が書かれてる。
手書きだし、きっと各部から提出されたものだろう。
よーし・・・人外種の方々に負けないくらい、頑張るぞっ・・・!