Ribbon ~囚われた天使~
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集会終了後、舞台袖に戻ると、燈羅さんがプッと噴き出す。
さっきからなにを笑っているんだろう・・・。

「いやぁ、澪はすごいね。俺と煌夜さんが言ったこと否定できる子なんて、澪くらいだよ」

「そのおかげで、生徒会内で澪李の立場が確立されていることが証明できた。よくやった、澪李」

うーん・・・つまりはやらかした、ってこと?
決していいことしたような様子じゃないような。

「・・・気にするな。いいこと言ってたし」

「凛牙くん・・・」

「その、・・・俺も、このあと教室行くことに、する」

・・・なんだ、すごく可愛い子じゃないか。
少し素直になれないだけで、根は優しいんだろう。

「えぇ・・・凛牙くるの?」

お、朧くん・・・そんなあからさまに嫌そうな顔しないで・・・!
そして思っても、声には出さないで・・・!

「うるさい黙れ猫」

「なんだと一匹狼」

なにこの一触即発な空間。
燦くんと慧伊くんは無関心だし、燦くん以外の先輩方は呆れて何も言わないし。

「凛牙くん、離れて一回」

「澪、凛牙の味方するのか」

「そういうことじゃなくて・・・!」

分かってるのにそういうこと言わないで、朧くん。
あとそれ見て笑わないでください、燈羅さん。

「・・・澪、行こう」

「あー!手のひら返しやがった!」

「昨日までツンツンしてたくせにぃ」

凛牙くんが私の手を取ってアリーナから出ようとすると、すかさず朧くんと慧伊くんがわざとらしく声を上げた。

「るせぇ。澪、いいからはやく・・・」

「みんなで一緒に行けばいいでしょ・・・あの、煌夜先輩」

「ん?あぁ・・・ふふ、行っていいぞ」

煌夜先輩まで笑わないでください。
凛牙が拗ねちゃう・・・ってほら!怒ってそっぽ向いちゃった・・・。

「凛牙くん、行こ?慧伊くんと朧くんも」

「・・・ん」

「先輩方、お疲れ様です」

腕を組みながらニヤニヤしている先輩方に挨拶をして、生徒が戻って静かなアリーナを出る。

「引っ張られてないで歩いて~・・・!」

凛牙くん、それ歩いてるんじゃなくて引きずられてるんだよ。
気を遣ってか体重はかけてないけど。

「慧伊くん手伝って・・・」

「は?俺もやるし・・・」

仕方がないので慧伊くんに助けを求めると、ムッとしたように朧くんも手伝ってくれたので、3人で凛牙くんを運ぶことにした。
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