【恋愛×サスペンスホラー】イケメン年下後輩くんは、私の耳を溺愛する
「笑いごとじゃないんですよ、大問題です。フェチのイメージが悪くなって。そもそも耳ってのは本体があるからいいんであって!」
「本体って」
私がまた笑うと、彼ははっとして恥ずかしそうにうつむいた。
「すみません、ますます変態ですよね」
「伊原くんは健全なフェチでしょ」
私が言うと、彼は、えへへ、とかわいく笑った。年上にかわいがられるツボを押さえている気がしてならない。
お開きになって外に出ると、二次会に行く人と駅に向かう人で別れた。
私だけがみんなと別の駅なのだけど。
「俺、送ります」
伊原くんが私についてきた。
「帰るの遅くなっちゃうよ」
「殺人鬼が捕まってないし、すっごく心配です」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
「やった!」
彼の顔がぱあっと輝いて、どきっとした。
好意があるって勘違いしちゃいそう。
先輩として慕ってくれてるだけなんだから。
自分に言い聞かせて駅に向かう途中。
次第に伊原くんの足が遅くなり、やがては止まってしまった。
「どうしたの? 気分悪くなった?」
「……このままだと駅に着いちゃうんで」
しょんぼりする伊原くんに、私は首をかしげる。
彼はなにか言いたそうに、だけど悩むようにうつむいてしまう。
「本体って」
私がまた笑うと、彼ははっとして恥ずかしそうにうつむいた。
「すみません、ますます変態ですよね」
「伊原くんは健全なフェチでしょ」
私が言うと、彼は、えへへ、とかわいく笑った。年上にかわいがられるツボを押さえている気がしてならない。
お開きになって外に出ると、二次会に行く人と駅に向かう人で別れた。
私だけがみんなと別の駅なのだけど。
「俺、送ります」
伊原くんが私についてきた。
「帰るの遅くなっちゃうよ」
「殺人鬼が捕まってないし、すっごく心配です」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
「やった!」
彼の顔がぱあっと輝いて、どきっとした。
好意があるって勘違いしちゃいそう。
先輩として慕ってくれてるだけなんだから。
自分に言い聞かせて駅に向かう途中。
次第に伊原くんの足が遅くなり、やがては止まってしまった。
「どうしたの? 気分悪くなった?」
「……このままだと駅に着いちゃうんで」
しょんぼりする伊原くんに、私は首をかしげる。
彼はなにか言いたそうに、だけど悩むようにうつむいてしまう。