甘い初恋を、もう一度。
「…華恋ちゃん、今日、一緒に帰らない?」

「え?…はい、わかりました」 
 
若干驚きながらも返事をした。

「ありがとう」

そんな…お礼を言われるぐらいのことはしてないんだけどな。

「…華恋ちゃんってさ、ホントは美少女でしょ」

「はへ?」

び、美少女?そんなわけない!

「そんなことありません!わたしはただの地味子でー」

もう言い終わる時にはメガネは外されていた。

あ…終わった…。

「……なんか、ごめん」

しーんと周りが静かになった時、城島くんはそう言った。

「えと…あはは…。だ、大丈夫です…」

なんとか苦笑いを交わした。

き、気まずいっ…。

「…さっきのことなんだけど」

「は、はい!」

「多分さ、華恋ちゃん、夢乃ちゃんって知ってるでしょ?」

夢乃ちゃんって…莉奈ちゃんのことかな?

なんとなく莉奈ちゃんとは気まずいままになっていたから、この話題は避けたかったけど…わたしは迷わずうなずいた。

「はい、そうです。」

「夢乃ちゃんってさ…。華恋ちゃんと同小だよ」

へ?

ど、同小なのっ?

同じ、小学校だった、ってこと…だよね?

えええ…。

うーん…わたし、人の名前を覚えるのは苦手だけど…。

でも、莉奈ちゃんみたいな可愛い子はさすがに覚えている、はず…。
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