甘い初恋を、もう一度。
はぁ…失恋って、こんなにつらいんだ。

綾人さんはわたしの存在に今、気づいたようではっとした。

わたしはかけだした。

「ハァ、ハァ…。」

息を整えていると。

「あれ…華恋ちゃん?」

「えっ…城島くん?」

なんと、城島くんがいたのだ。

「えと…。」

こう言う時、どう反応していいかわからない。

「どうして泣いてるの?」

「大丈夫?」とハンカチを差し出してくれた。

「あっ…ありがとう。」

わたしは素直に受け取った。

「綾人に、なんかされたの?」

「えっ…?」

なんで、わかってー。

「華恋ちゃん。綾人のこと好きなんでしょ?」

「…う、うん…」

「なにか、されたの?ケンカでもした?」

いや、違うの…とぶんぶん頭を振る。

「失恋、したの…」

「…え?」

「綾人さんにっ…。『一生俺に話しかけるな』って言われちゃって…。わたし、嫌われたかもしれないっ…。」

思い出すだけで悲しくて、ボロボロと涙がこぼれる。





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