甘い初恋を、もう一度。
「ひっ!す、すみません…!」

男の子グループが、そそくさと去っていくのをぼうぜんと見つめる。

なんか、めちゃくちゃ怯えていたけど…大丈夫かな?なんて、他人事のように考えてしまった。

「ー華恋。大丈夫か?」

なぜかわたしをみる綾人さんの目がまぶしくて、目を細めてしまう。

「だ、大丈夫です…助けてくれて、ありがとうございます」

「いや…良いんだが…。」

ギュッと眉を寄せてなにか考えている綾人さん。

「え、えと…?」

はてなマークがわたしの頭にずらりと並んでいて、訳がわからなくなってしまう。

「ふっ…そんな顔するな。俺がただ妬いているだけだ」

そんな綾人さんをみていると、なぜか自分の気持ちを伝えたくなってしまった。

「綾人さん…大好きです!」

わたしは綾人さんのことをギュッと抱きついて、その場を去った。(←恥ずかしすぎるから)
< 84 / 101 >

この作品をシェア

pagetop