甘い初恋を、もう一度。
あはは…思い余って、逃げてきちゃった‥。

でも、わたし結構頑張った、よね…?

好きな人に抱きつくって、なかなか勇気をいることだと思うんだけど…。

うーんと考えていたらぽんっと肩を軽く叩かれた。

「花咲さん…!」

え?

振り返ると、中野くんがいた。

「な、中野くん…!どうしたの?」

「ねぇ…日比谷さんと付き合ったの?」

日比谷さんって、綾人さんのことかな…?

「うん…!」

にこっと笑顔で言うと、なぜかがっかりしたような表情で落ち込む中野くん。

ど、どうしたんだろう…?

「そっか…。」

「え、えと…中野くん、モテるから彼女とかいるんじゃないかな??」

わたしは気まずくて、そういうふうにいう。

「え?いないよ」

「え…!」

いないんだ!意外!こんなにモテるのに…。

「俺が彼女になってほしいのは、花咲さんだけだよ」

「っ…!」

「俺じゃダメ?」

なっ…!

ぼぼっと顔が赤くなってしまう。

俺じゃダメ?って…。

わたし…なんて言えば良いんだろう…。

「な、中野くんっ…?」

その瞬間、わたしは唇を奪われてしまった。

「んっ…」  

う、嘘…。

びっくりしすぎて、拒否できなかった…。

「な、かのくんっ…」

慌ててどんどんと胸を叩く。

「マジかよ…」

ーわたしたちをみて、そんなことを綾人さんが言っていたのは、わたしは知らなかった
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