甘い初恋を、もう一度。
side 綾人

「マジかよ…」

今、俺がみているのは、中野というやつと華恋がキスしているところ。

なんだよ…浮気じゃねぇかよ…。

いや、華恋がそんなことするはずない。

でも、俺は見てしまったんだ。

2人が、キスしているところをーー。




* * *

「おーい!綾人聞いてる?」

城島が俺の肩を叩いた。

「っ…うーせな」

「なに?どうした?まさか〜、華恋ちゃんとなにかあったの?」

にやにやしながらそういう城島を蹴り飛ばした。

「っ、いってーな」

城島は傷口を手で擦っていた。

「…華恋が、他の男と口付けしていた」

「はぁ!?華恋ちゃんが!?無理やりされたんでしょ!華恋ちゃんはそんなことしないよ!」

「…そうだな。でも、華恋は拒んでなかったな」

思い出すたびにイライラしてしまう。

「え…」

城島は呆然としていて、戸惑っていた。

「…んだよ。文句あるなら言えよ」

「い、いや…ないけど…」

「…。」

「綾人、華恋ちゃんと話したら?」

「…。」

そうだな。華恋と話してみるか。

華恋が他の男とキスしていても、やっぱり俺の気持ちは変わらなかった。

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