甘い初恋を、もう一度。
「華恋ちゃーん!帰ろっ」

「うん!」

中野くんとは気まずいままになってしまった…。

あとで謝ろう…。

わたしは莉奈ちゃんにそう返事をして、カバンを持って、教室を飛び出した。

「華恋ちゃん、今日は日比谷さんと帰らないの?」

「あ…帰らないよ。約束してないから…」

わたし、浮気、しちゃったのかな…。

中野くんとキス、しちゃったから…。

綾人さんにも失礼だったな…。今度からは気をつけよう!

「ふーん?そうなんだ〜」

「うん!」

「てかさ…噂になってるよ、華恋ちゃんと中野くんがキスしちゃったこと。大丈夫?」

え…。

だから、みんなからあんなにじろじろ見られていたんだ…。

「ど、どうしようっ…」

わたしは莉奈ちゃんの肩をゆすった。

綾人さんがその噂を聞いていたら…。

帰ったら謝ろう…っ!

「大丈夫だよ!わたしが嘘だって、いうから!」

「莉奈ちゃん…」

優しい…。

「だから、元気だして!ね?」

「うん…ありがとう」

わたしは莉奈ちゃんにたくさん感謝した。
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