キスから始まる恋は甘くて苦い
「俺は臆病者だから……ほたるを失いたくなくて気持ちを隠してた。もし告白なんかして関係が壊れたら、そばにいられなくなるだろ?」
「……そんなに私のことを想ってくれてたんですか?」
ほたるの頬が朱に染まっていく。胸がありえないくらいドキドキしてどうにかなってしまいそうだ。
「そうだよ。だから、ずっと俺のそばにいてほしい」
蒼一はほたるの左手を持ち上げて甲に唇を押しつけた。
「えっ……」
交際を通り越し、まるでプロポーズのような申し出にほたるは驚いた。
そんなつもりじゃないのは、わかってるけど……
全身が熱くなって、右回りのキレイなつむじをぼんやり眺める。
でも、この人となら。
「はい。私も、ずっと蒼一さんのそばにいたいです」
どんなことも乗り越えていけるような気がする。
「マジ……って!」
「いたっ」
ほたるが頭を下げたと同時に蒼一が頭を上げ、ゴツンと鈍い音がした。
「わっ、ごめん!」
「ご、ごめんなさい!」
お互いの声が重なり、ふたりは顔を見合わせて。
「ははっ」
「ふっ」
笑い出す蒼一を見たほたるが、額を押さえながら破顔した。
――やっと心から笑ってくれた。
想像よりずっと可愛らしいその笑顔を感慨深く見つめる。それを引き出すためならなんだってしてもいいと思ったあの日がもはや懐かしく感じる。
「……そんなに私のことを想ってくれてたんですか?」
ほたるの頬が朱に染まっていく。胸がありえないくらいドキドキしてどうにかなってしまいそうだ。
「そうだよ。だから、ずっと俺のそばにいてほしい」
蒼一はほたるの左手を持ち上げて甲に唇を押しつけた。
「えっ……」
交際を通り越し、まるでプロポーズのような申し出にほたるは驚いた。
そんなつもりじゃないのは、わかってるけど……
全身が熱くなって、右回りのキレイなつむじをぼんやり眺める。
でも、この人となら。
「はい。私も、ずっと蒼一さんのそばにいたいです」
どんなことも乗り越えていけるような気がする。
「マジ……って!」
「いたっ」
ほたるが頭を下げたと同時に蒼一が頭を上げ、ゴツンと鈍い音がした。
「わっ、ごめん!」
「ご、ごめんなさい!」
お互いの声が重なり、ふたりは顔を見合わせて。
「ははっ」
「ふっ」
笑い出す蒼一を見たほたるが、額を押さえながら破顔した。
――やっと心から笑ってくれた。
想像よりずっと可愛らしいその笑顔を感慨深く見つめる。それを引き出すためならなんだってしてもいいと思ったあの日がもはや懐かしく感じる。