先輩、好きになってください
放課後。
部活を終えた綾花は、校門の前で誰かを待っていた。
「……まだかな」
スマホを見る。
そのとき。
「綾花ちゃん」
「……!」
顔を上げると、日向が走ってくる。
「ごめん、待った?」
「ううん」
綾花は笑う。
「でも、ちょっとだけ待った」
「……すみません」
「ふふっ」
「なんですか?」
「いや、日向くんって本当にちゃんと来てくれるんだなって」
「当たり前じゃないですか」
日向が隣に並ぶ。
「俺、綾花ちゃんと帰るって約束したんで」
「……」
綾花の頬が少し赤くなる。
「その呼び方、まだ慣れない」
「俺はもう慣れました」
「早いね」
「だって」
日向が笑う。
「ずっと呼びたかったから」
「……もう」
綾花が少しだけ日向の腕を軽く叩く。
「そういうこと、さらっと言うのずるい」
「本当のことなんで」
「はいはい」
二人で歩き始める。
しばらくすると。
「綾花ちゃん」
「ん?」
「手、繋いでもいい?」
「……」
綾花が日向を見る。
「急に?」
「付き合ったんだから、いいかなって」
「……」
綾花は少し考えてから。
「いいよ」
そっと手を差し出す。
日向がその手を取る。
「……」
二人とも少し照れる。
「なんか緊張するね」
綾花が笑う。
「俺もです」
「日向くんでも緊張するんだ」
「しますよ」
「意外」
「綾花ちゃん相手ならします」
「……また」
綾花は笑いながら前を向く。
少し歩いて。
「ねえ、日向くん」
「はい?」
「これからも一緒に帰ろうね」
「……もちろん」
日向が笑う。
「毎日でもいいですよ」
「じゃあ、毎日」
「約束です」
繋いだ手を、少しだけ握り直す。
夕暮れの帰り道。
二人の影が、並んで伸びていた。
部活を終えた綾花は、校門の前で誰かを待っていた。
「……まだかな」
スマホを見る。
そのとき。
「綾花ちゃん」
「……!」
顔を上げると、日向が走ってくる。
「ごめん、待った?」
「ううん」
綾花は笑う。
「でも、ちょっとだけ待った」
「……すみません」
「ふふっ」
「なんですか?」
「いや、日向くんって本当にちゃんと来てくれるんだなって」
「当たり前じゃないですか」
日向が隣に並ぶ。
「俺、綾花ちゃんと帰るって約束したんで」
「……」
綾花の頬が少し赤くなる。
「その呼び方、まだ慣れない」
「俺はもう慣れました」
「早いね」
「だって」
日向が笑う。
「ずっと呼びたかったから」
「……もう」
綾花が少しだけ日向の腕を軽く叩く。
「そういうこと、さらっと言うのずるい」
「本当のことなんで」
「はいはい」
二人で歩き始める。
しばらくすると。
「綾花ちゃん」
「ん?」
「手、繋いでもいい?」
「……」
綾花が日向を見る。
「急に?」
「付き合ったんだから、いいかなって」
「……」
綾花は少し考えてから。
「いいよ」
そっと手を差し出す。
日向がその手を取る。
「……」
二人とも少し照れる。
「なんか緊張するね」
綾花が笑う。
「俺もです」
「日向くんでも緊張するんだ」
「しますよ」
「意外」
「綾花ちゃん相手ならします」
「……また」
綾花は笑いながら前を向く。
少し歩いて。
「ねえ、日向くん」
「はい?」
「これからも一緒に帰ろうね」
「……もちろん」
日向が笑う。
「毎日でもいいですよ」
「じゃあ、毎日」
「約束です」
繋いだ手を、少しだけ握り直す。
夕暮れの帰り道。
二人の影が、並んで伸びていた。