ホテルの怖い話短編集
《陽太郎:まじか! あいつが出版社なんて無理だと思ってたけどなW》
《朱莉:離脱早すぎて笑うんだけど!》
《京平:そんなことだろうと思ったW》
その書き込みに自然と口角が上がって行く。
「誰も千歳なんかに期待してないっつーの」
そう呟いたとき、千歳が家電量販店から戻ってくるのが見えて、スマホをバッグに戻したのだった。

☆☆☆

「千歳、仕事もないのに東京に残るの?」
ホテルまでの帰り道にそれとなく話を戻してみると、千歳はどこかスッキリとした表情で「うん。楓のおかげでもう少し頑張れそうな気がしてきたの」
「ふぅん? でも、生活はどうするの? バイトでもするの?」
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