通りすがりの俺様
「でもまあ、いずれは移転するしかないかと店のみなさんもおっしゃってはいるみたいなんですけど。
せめて、おじいさんたちがやっている間はできれば、今の場所でやりたいらしくて。
常連さんたちもご高齢なので、あまり遠くに移転してしまうと買いに来れなくなりますしね。
そんなこんなで、先延ばししてたら、どんどん値が吊り上がっていってしまって。
その話を聞きつけた人たちが群がってきている次第です」
兄が言う。
「先延ばしにするのはお前の悪い癖だな。
小学校のときの読書感想画だって、提出期限の登校日前に、俺が手伝って描いてやってたろ」
……読書感想画程度なら、よかったんですけどね。
「もう奥の店の人にあげようかなと思ったんですが。
そんなものもらっても困ると言われて。
……値が吊り上がる前ならよかったのかもしれませんが。
売っても、売らなくても、もう争い事しか呼んでこない感じになってますもんね」
せめて、おじいさんたちがやっている間はできれば、今の場所でやりたいらしくて。
常連さんたちもご高齢なので、あまり遠くに移転してしまうと買いに来れなくなりますしね。
そんなこんなで、先延ばししてたら、どんどん値が吊り上がっていってしまって。
その話を聞きつけた人たちが群がってきている次第です」
兄が言う。
「先延ばしにするのはお前の悪い癖だな。
小学校のときの読書感想画だって、提出期限の登校日前に、俺が手伝って描いてやってたろ」
……読書感想画程度なら、よかったんですけどね。
「もう奥の店の人にあげようかなと思ったんですが。
そんなものもらっても困ると言われて。
……値が吊り上がる前ならよかったのかもしれませんが。
売っても、売らなくても、もう争い事しか呼んでこない感じになってますもんね」