通りすがりの俺様
「やっぱり、高い位置からだと交通状況がわかりやすいっていうか。
見えやすいですよね~。
うちの小型の車だと、前の車が大きいとなにも見えなくて――」
後ろから、兄が、
「な?」
と言ってくる。
「こいつのことを真剣に悩んでも無駄だから」
と兄は突然、語り出した。
「この間、こいつに、ちっちゃくて、甘いバナナをやったんだよ。
買ってみて美味しかったから。
そしたら、それを食べて、こいつは言ったんだ。
『へえー、美味しい。
まるでバナナだねっ』
バナナだよっ!
どう見ても、バナナだよっ。
一回りちっさいだけだよっ。
……ってくらい、こいつの発言に関して、いろいろ考えるのは時間の無駄なんだ」
見えやすいですよね~。
うちの小型の車だと、前の車が大きいとなにも見えなくて――」
後ろから、兄が、
「な?」
と言ってくる。
「こいつのことを真剣に悩んでも無駄だから」
と兄は突然、語り出した。
「この間、こいつに、ちっちゃくて、甘いバナナをやったんだよ。
買ってみて美味しかったから。
そしたら、それを食べて、こいつは言ったんだ。
『へえー、美味しい。
まるでバナナだねっ』
バナナだよっ!
どう見ても、バナナだよっ。
一回りちっさいだけだよっ。
……ってくらい、こいつの発言に関して、いろいろ考えるのは時間の無駄なんだ」