通りすがりの俺様
「なんで突然、プロポーズしてきたんです?」
家の庭先で車を降りながら、いずるは訊いた。
嬉しいとか、嬉しくないとかいう状況でもない。
唐突すぎて。
この人、呑み会でいきなり肩叩いてきたときといい、ほんと行動が突然なんだよな。
それに、いきなりの『いずる』呼び!
まず、何処にビックリしたらいいのやら、と網代木たちに、
「いや、プロポーズでしょっ」
と言われそうなことを思っていた。
一鷹はいずるを見つめて言う。
「俺は人生に置いて、おのれの勘を大事にしている。
仕事の上でもだ。
この仕事はいけると思ったら、多少の無理もする」
そして、それを外したことはない。
そう一鷹は言った。