通りすがりの俺様
 ガラス扉が開き、七人(ななと)が観念したように現れた。

「……お前だったのか」

「……気づいてなかったんですか」

 ちなみに私は気づいてましたよ。
 だって、お巡りさんが捕まえてくれたの、七人の彼女でしたもんね。

「水鳥」
と一鷹は七人を見つめて言う。

「お前でよかった」

 なんでですか?
という顔を七人と二人でする。

「すまないが、ちょっとここにいてくれっ。
 こいつと二人きりだと緊張するからっ」

 一鷹はすがるように七人の腕をつかんで、

「あの、水内さん、そんなのでいずると付き合えるんですか?」
と犯人に余計な心配をされていた。


 



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