青春予報

指名手配書を書かせてください・・・

ちょっとこのへんからサイコパスが滲んできてるね。
怖、自分でも思うわ。

この頃になるとみんなちょっとずつマスク外してきてて、似顔絵も描けるようになったんだよね。
で、その時私絵があんまりうまくなかったんだけど、精一杯紙に書いたのよ、Uくんの似顔絵。
いや全然似てないけどな?

で、最後に「指名手配 U」みたいな感じで書いたの。
そんでさ、こっからおかしいのよ。
「これ、貼る、めちゃうまくできたくね?」
「え?」

Uくん最初、意味分かってなかったっぽいけど、嫌そうではなかったし拒否られなかったので、私は貼った。

よりによって、クラスの壁に。
それで、そのときが給食終わったあとで、お昼休みだったの。
給食のやつ返しに行ってる人についてた先生が帰ってきてさ、なんか壁に一枚紙が増えてることに気づいて、近づいてまじまじと見たのね。

そんで、多分字体とか、あんまり覚えてないけど私の名前でも書いてあったのかな(そんな馬鹿な)。
なぜか私は(なぜじゃないがな)、Uくんと一緒に並んでお説教を食らうことになったのである。

Uくんがいるのはちょっと意味不明だけれども、私、嫌とも言われなかったんだしいいだろう、というなぞの感情に支配されたので、むかついてて、かなりその時のことを覚えている。
Uくんも別に、「やめてほしかった」とか、「嫌だった」だとかも、お説教中に言わなかったし、いいじゃねえかよと思いつつも、最後にUくんに向けて謝らないといけなくなって、謝った。

「Uくん、ごめん⋯」
「???」

なんで自分が謝られているのかもわからなかったんだろう、きょとんとしたUくんは、静かに頷いたのであった。

ちなみに、私は今でも、あれの何が悪かったのか、わからない。
公衆の目に晒したのがよくなかったのかな⋯?



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