僕たちの余命は、一週間で一生分

等価交換のエンゲージ






タイムリミットまで、あと残りわずか数時間。


俺たちの身体は、もう限界をとうに超えていた


一歩歩くたびに、肺が焼けるように熱くなり、視界の端が真っ黒に染まっていく


スマホの画面に表示された寿命の数字は、非情な速度でゼロに向かってカウントダウンを続けていた


「ハァ……、ハァ……っ」


俺はかつて寿命を売ったあの細い路地裏の周辺を、壁に寄りかかりながら必死に彷徨っていた。


もうすぐ太陽が沈む。


この夕日が沈みきったとき、俺たちの短い一週間は、そして一生分の人生は終わる


どこだ……どこにいるんだよ……!


焦りと絶望で、視界が涙で歪む。


冷たいシルバーの指輪をはめた右手が、カタカタと震えていた。


その時だった。


雑踏の向こう、何百メートルも離れた大通りの交差点から、引き裂くような、だけど心に突き刺さるほど真っ直ぐな叫び声が響き渡った


「――朔夜!!!! いたよっ!!!!」


心臓が跳ね上がった。
< 42 / 65 >

この作品をシェア

pagetop