隣の席の佐竹くんには…
「気づいたら梅がいなくなってたからビックリしたよ」

「やー…二人がいい感じだったから邪魔しちゃ悪いかなって思って」

すると、七恵は含み笑いをしながらポケットから携帯を取り出すと

「なんと、連絡先交換しちゃいましたっっ!」

と、これまた興奮気味に“ライト君♡”と表示された画面を突き出してきた。

七恵、嬉しそう。

「思い切って私から連絡先聞こうと思ったんだけどね、まさかのライト君から交換しようって!」

「良かったね!すごい進展じゃん」

「へへ。応援団として情報は共有しなきゃだしねー!」

共有って…どんな規模で動こうとしてんの?

応援の気持ちは嬉しいけど、暴走しそうでちょっと怖い。

「ただ見守ってくれてるだけでいいからね?」

「わかってるって。余計なことはしないから安心して!よしっ!気分転換で、今日はこのまま授業サボって遊びにいっちゃおー!!」

ライトと距離が縮まった嬉しさと、恋愛トークができる楽しさでテンションMAXの七恵。

(ちょっと不安だな…)

なんて思ったけど、七恵のおかげで少しだけ心が元気になった。


……。


「…あ、また遠い目してる」

「してない」

「してたよ」
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