隣の席の佐竹くんには…
(……よかった)

涙がポロポロと溢れてくる。

「わっ!なんで泣くの…!?」

「私…佐竹君のこと傷つけちゃったんじゃないかって、思ってたから…」

あぁ…泣くつもりなかったのに。
昨日のように涙が止まらない。

見られたくなくて顔を俯かせていると、地面を映していた視界に佐竹君の足元が映った。

近づいたことに驚いて思わず顔をあげると、困ったように笑う佐竹君と目が合った。

「大丈夫。傷ついてないよ。これは本当」

そう言って、佐竹君はこぼれ落ちそうになってる涙を人差し指で拭う。

「っ……」

顔が赤くなったのがわかった。

佐竹君の行動にいちいち反応してしまう。

心臓が爆発するって、この感覚のことだよね。
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